
32インチ液晶テレビの選び方
32インチ液晶テレビは、ワンルームのリビングや寝室など限られたスペースに最適なサイズで、コストパフォーマンスと設置性のバランスが取れた人気カテゴリです。画質や音質はもちろん、ネット動画への対応や録画機能の充実度にも差があるため、購入時には用途に応じたチェックポイントを押さえることが重要です。特に最近はフルハイビジョンやVOD対応モデルも増えており、NetflixやYouTubeなどを楽しみたい方にはスマートテレビ機能の有無がポイントとなります。また、HDMIやUSB端子の数、省エネ性能なども長期的な使用を見越して確認しておくと安心です。
液晶テレビ32型ランキングトップ5の特徴と価格比較
- REGZA 32V35N(東芝) 価格比較
- 32A4N(ハイセンス) 価格比較
- BRAVIA K-32W840(SONY) 価格比較
- REGZA 32S25R(東芝) 価格比較
- AQUOS 2T-C32GF1(シャープ) 価格比較
主要スペック比較表
項目 | REGZA 32V35N | 32A4N | BRAVIA K-32W840 | REGZA 32S25R | AQUOS 2T-C32GF1 |
---|---|---|---|---|---|
メーカー | 東芝 | ハイセンス | SONY | 東芝 | シャープ |
価格帯 | 約3.2万〜 | 約2.6万〜 | 約6万〜 | 約3.6万〜 | 約4.8万〜 |
発売日 | 2024年2月 | 2024年3月 | 2025年4月 | 2025年2月 | 2024年12月 |
HDR方式 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | HDR10/HLG |
音声出力 | 12W | 12W | 10W | 12W | 10W |
倍速対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
チューナー | 地D×2/BS・CS×2 | 地D×2/BS・CS×2 | 地D×2/BS・CS×2 | 地D×2/BS・CS×2 | 地D×2/BS・CS×2 |
録画 | 外付HDD/自動録画 | 外付HDD | 外付HDD | 外付HDD | 外付HDD |
VOD | ○ | ○ | △ | △ | ○ |
ゲームモード | ○(瞬速) | ○(低遅延) | - | ○ | - |
スピーカー数 | フルレンジ×2 | フルレンジ×2 | フルレンジ×2 | フルレンジ×2 | フルレンジ×2 |
重量 | 4.5kg | 3.9kg | 5.0kg | 4.5kg | 5.6kg |
年間消費電力量 | 56kWh | 60kWh | 71kWh | 56kWh | 43kWh |
消費電力 | 68W | 60W | 67W | 68W | 45W |
HDMI端子 | 2(ARC) | 2(ARC) | 2(ARC) | 2(ARC) | 2(ARC) |
スマホ連携 | AirPlay 2/ミラーリング | AnyviewCast/AirPlay 2 | - | - | Chromecast built-in |
リンク:各インチごとの液晶テレビ・有機ELテレビ
◆ 液晶テレビ : 19型 22/24型 32型 40型 43型 49/50型 55型 65型 70型以上◆ 有機ELテレビ : 48型以下 55型 65型 77型以上
<選び方> ⇒ 各インチのテレビ人気機種と選び方&比較ポイント
おすすめ人気 32インチ液晶テレビ:ピックアップ&レビュー
REGZA 32V35N おすすめの理由
REGZA 32V35Nは、32インチの中でも高画質・高機能・コスパの三拍子が揃ったバランスの良いモデルです。東芝独自の映像処理エンジン「レグザエンジンHR」を搭載しており、ネット動画でも地デジでもクリアな映像を楽しめます。「ネット動画ビューティ」「地デジビューティ」といった独自技術が、ノイズを低減し映像を滑らかに補正してくれます。
音質も抜かりなく、フルレンジスピーカーを2基搭載し、出力は合計12W。さらに「クリア音声」機能によってセリフが聞き取りやすく調整されているため、映画やニュース、ドラマ視聴にも最適です。
録画機能は、外付けHDD対応に加えて、出演者情報やシーンから自動録画対象を探してくれる「みるコレパック」や、レグザリンクによる他機器との連携録画など、多機能さが光ります。録画番組は自動チャプター分割され、早見再生(1.5倍速)も可能なため、時間を有効活用した視聴が可能です。
スマホとの連携も優秀で、AirPlay 2とスクリーンミラーリングの両方に対応。iPhoneやAndroid端末から動画・写真をテレビ画面に簡単に映せます。YouTubeやNetflix、AmazonプライムなどVODサービスへの対応も豊富で、リモコンからワンタッチで呼び出せる点も魅力。
さらに、ゲーマーに嬉しい「瞬速ゲームモード」も搭載。遅延を最小限に抑えた映像出力が可能で、家庭用ゲーム機との相性も抜群です。消費電力は68Wと標準的で、年間消費電力量は56kWh(約1,512円)と経済的。
価格帯も3万円台前半と抑えられており、「とにかく使いやすくてコスパの良い32インチが欲しい」という方にとって、最有力候補の1台です。
32A4N おすすめの理由
ハイセンス 32A4Nは、32インチでありながらフルハイビジョン(1920×1080)の高解像度を実現し、価格帯は2.6万円〜と非常にリーズナブル。コスパを最重視するユーザーにとって魅力的な選択肢です。IPSパネルを採用しており、斜めから見ても色変化が少なく、複数人での視聴にも向いています。
映像処理には独自の「HI-VIEWエンジン2K」を搭載し、地デジ放送やネット動画の映像を鮮明かつなめらかに補正。特に、低ビットレートの映像でもしっかりとした精細感が得られる点が特長です。
録画は外付けHDDに対応しており、番組を録画しながらの早見再生(1.3倍速)も可能です。また、テレビのリモコンには12個のVODダイレクトボタンを搭載。YouTubeやNetflix、Amazonプライム・ビデオなどの人気サービスをワンタッチで呼び出すことができ、操作性の高さが際立ちます。
スマートフォン連携も充実しており、Anyview CastやAirPlay 2に対応。手持ちのスマホ画面をそのままテレビに表示できる「スクリーンシェア」機能も便利です。Bluetooth対応で、外部スピーカーやイヤホンとも接続可能。
ゲームユーザーにも安心な「低遅延対応ゲームモード」を搭載し、操作の遅延を軽減。HDMI端子は2系統あり、ゲーム機やレコーダーなどの接続にも困りません。
消費電力は60Wで、年間電気代は約1,620円と経済的。重量も約3.9kgと軽く、女性でも簡単に設置可能です。
「画質」「機能」「価格」のバランスが取れた本モデルは、コスパ重視でネット動画も楽しみたい方に最適な一台です。
▶️ 32A4Nの価格比較
BRAVIA K-32W840 おすすめの理由
SONY BRAVIA K-32W840は、画質や造りにこだわるユーザーに向けた32インチの高品質モデルです。フルハイビジョン解像度(1920×1080)を採用し、テレビ本体の仕上げやパネル品質からも、ソニーらしい繊細さが随所に感じられます。
VODサービスへの対応は最低限ながら、地デジ・BS・CSに対応するダブルチューナーを搭載し、外付けHDDを使った録画にも対応。1.3倍速の早見再生にも対応しているため、録画番組の効率的な視聴が可能です。
BRAVIAシリーズならではの自然な映像表現は、スポーツやドラマなどのジャンルを問わず高い評価を得ており、特に肌色の再現性や階調表現のなめらかさはハイセンスモデルや格安テレビと明確に違いが感じられます。
音質面では、10W出力のフルレンジスピーカーを2基搭載。Dolby Audioには非対応ながら、十分な音量と明瞭な音声再現が可能です。ゲームモードの搭載こそありませんが、反応速度の高い画面設計はカジュアルなゲーム用途には十分対応します。
スマホ連携やBluetooth、無線LANなどの便利機能は省略されており、映像と音に集中したいユーザー向けのシンプル設計。しかし、有線LAN端子は備えており、安定した接続環境での録画やデジタル放送の視聴には強みがあります。
重量は約5.0kg、年間消費電力量は71kWhで、電気代は約1,917円。消費電力も67Wとやや高めですが、長寿命と品質重視の方には納得のスペックです。
価格は6万円前後と今回紹介する5モデル中では最も高価ですが、「ソニーブランド」の安心感と確かな画質・品質を求める方にはおすすめの1台です。
REGZA 32S25R おすすめの理由
REGZA 32S25Rは、東芝のハイビジョン液晶テレビシリーズの中でも、基本性能をしっかり押さえたスタンダードモデルです。高画質処理エンジン「レグザエンジンHR」を搭載し、地デジ映像のノイズ低減に優れた「地デジビューティ」や、部屋の明るさに応じて画質調整を行う「おまかせオートピクチャー」に対応。環境に応じた快適な視聴が可能です。
映像の滑らかさを向上させる倍速機能こそありませんが、32型のHD解像度(1366×768)では十分なクオリティ。リビングだけでなく、寝室用や子ども部屋にも最適なモデルといえるでしょう。
録画機能は外付けHDD対応で、USB接続により裏番組の録画が可能。また、録画番組を自動でチャプター分割する「マジックチャプター」や、1.5倍速の早見再生にも対応しており、視聴スタイルに合わせた活用が可能です。
音質面では、12W出力のフルレンジスピーカー2基に加え、バスレフ型設計とデジタルサウンドプロセッサーによる迫力のあるサウンド再現が魅力。音声が聞き取りやすい「クリア音声」機能も備えています。
ネット動画(VOD)対応やスマホ連携機能は非搭載ながら、東芝独自の「レグザリンク」により、対応レコーダーやAV機器との連携もスムーズ。地デジ視聴を中心に使いたいユーザーにとっては十分な性能です。
また、ゲームユーザー向けに、「瞬速ゲームモード」を搭載。HDMI経由で接続した家庭用ゲーム機の映像遅延を低減し、より快適な操作が可能です。
本体重量は約4.5kgと軽量で設置しやすく、年間消費電力量も56kWh(約1,512円)と電気代も抑えられています。価格帯は3.6万円前後と手頃で、実用性重視のユーザーにぴったりの一台です。
AQUOS 2T-C32GF1 おすすめの理由
AQUOS 2T-C32GF1は、シャープが展開するスマートハイビジョン液晶テレビの中でも、ネット動画視聴と映り込み対策に強みを持つ32インチモデルです。映像処理エンジンには「Medalist L1」を搭載し、地デジ映像のノイズや動画配信サービスの低解像度映像も、くっきりと見やすく補正してくれます。
本モデルの大きな特長は、外光や照明の映り込みを抑える「低反射パネル」を採用している点。明るい部屋でも画面が見づらくなりにくく、昼間のリビングや窓際での設置にも適しています。
ネット動画(VOD)対応も優秀で、Google TVをOSに採用し、YouTubeやNetflix、Amazonプライム・ビデオ、Disney+などの豊富な動画サービスに対応。人気アプリへのアクセスがワンタッチでできる「アプリダイレクトボタン」も搭載しています。
録画機能は、USB接続による外付けHDDに対応し、裏番組の録画も可能。操作もシンプルで、録画した番組は一覧から簡単に再生できます。
音質面では、10Wのフルレンジスピーカー×2に加えて、音を前面に届けるリフレクター構造を採用。シャープ独自の工夫により、サイズ以上の聞き取りやすさが得られます。
スマートフォンとの連携には、Chromecast built-inを搭載しており、YouTubeなどの動画をスマホからテレビへキャストするのもスムーズ。さらにGoogleアシスタントにも対応しており、音声での操作も可能です。
消費電力は45Wと今回紹介した中で最も省エネ性能に優れており、年間消費電力量は43kWh(約1,161円)。重量も5.6kgと標準的で、価格帯は4.8万円前後。ネット動画を快適に楽しみたいユーザーにとって、十分に検討に値するモデルといえるでしょう。
まとめ:32インチ液晶テレビはコスパ重視で選ぼう
32インチ液晶テレビは、価格を抑えつつ必要な機能をしっかり押さえたい方に最適なカテゴリです。今回ご紹介した5モデルはそれぞれに特徴があり、どれも価格に見合った高い実用性を持っています。
例えば、REGZA 32V35Nはバランスの取れた万能モデルで、録画・VOD・スマホ連携・ゲームと多用途に対応。32A4NはフルHDで画質とコスパのバランスが抜群。BRAVIA K-32W840は品質重視派におすすめのソニーモデル。REGZA 32S25Rはテレビ視聴と録画に特化した堅実モデル。AQUOS 2T-C32GF1は映り込み対策やGoogle TV搭載で、ネット動画重視の方に向いています。
選び方のポイントは、自分がテレビに何を求めるか。価格・画質・録画・ネット機能・省エネなど、重視したい要素に応じて比較し、最適な1台を見つけてください。
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