タブレットの選び方【iPad・Android・Windows比較】サイズ・用途・予算別の早見表つき

最終更新: 2026-10-11

タブレット選びは「OS」「画面サイズ」「用途に必要なスペック」の3つを順に決めれば、候補は数機種まで絞れます。 先に結論を書くと、迷ったら10〜11インチ・メモリ4GB以上・ストレージ64GB以上の機種が外れにくく、 動画と電子書籍だけなら1〜3万円台のエントリー機で足ります。ペンで描く、仕事でPC代わりにする、という目的があるなら5万円以上の予算を見ておくと後悔が少ないです。 このページではOS別の違い、サイズ別・用途別の早見表、Wi-Fi/セルラーの違い、価格帯の考え方、中古・アクセサリ・買い時、スペック表の読み方を順番にまとめました。 候補の目星がついている方はいま安いタブレットから、型番ごとの3モール最安値へ進めます。

STEP 1: OSを決める (iPad・Android・Windows・Fire系)

タブレットはスマホと同じく、買った後にOSを変えることができません。アプリの対応、ペンやキーボードの選択肢、何年使えるかはすべてOSで決まるので、 最初にここを固めます。大きく分けると、AppleのiPadOS、各社が出しているAndroid、ノートPCと同じソフトが動くWindows、 そしてAmazonがAndroidをもとに独自開発したFire系の4系統です。

OS新品の価格帯 (目安)得意なこと弱点探す
iPadOS (iPad)5万円台〜 (型落ち・整備済み品は3〜4万円台)アプリの質と数、筆圧対応ペン、5〜7年前後の長いOS更新、売却時の値崩れが小さいmicroSD非対応で容量アップが高額。純正ペン・キーボードも高めiPadを3モール検索 →
Android (汎用)1万円台後半〜十数万円台価格帯が広い、microSDで容量追加、USB-C、分割画面・マルチウィンドウの自由度機種によってOS更新が2〜3年で止まる。タブレット最適化されたアプリがiPadより少ないAndroidタブレットを3モール検索 →
Windows (2in1タブレット)8万円台〜PC用ソフト・Officeがそのまま動く。マウス・外部モニター・USB周辺機器が使える重い (700g〜1kg前後)、バッテリーは短め、タッチ専用アプリが少ない。キーボードは別売りが多いWindowsタブレットを3モール検索 →
Fire系 (Amazon独自のAndroid派生)1〜3万円台 (セール時はさらに下がる)圧倒的に安い。プライムビデオ・Kindle・Alexaとの連携、キッズ向けモデルは破損保証つき標準ではGoogle Playが使えない。性能は控えめで、Amazon以外のサービス中心の人には不向きタブレット総合ランキング →

iPadが向く人は、ペンで絵やノートを書きたい、スマホがiPhoneで写真やメモを同期したい、1台を5年以上使いたい人です。 iPadOSは発売から5〜7年前後OS更新が続くのが通例で、Androidタブレットの多く (2〜3年) より長持ちします。 中古市場での値崩れも小さく、買い替え時に売却して差額で次を買う、という回し方がしやすいのも実質コストを下げる要因です。 弱点は価格と拡張性で、ストレージを64GBから256GBに上げるだけで1〜2万円前後上がり、microSDで後から足すこともできません。

Androidが向く人は、予算を抑えたい、microSDで動画や漫画をたくさん保存したい、ファイル管理や分割画面の自由度を重視する人です。 1万円台後半の格安機から、有機EL (OLED) と120Hz表示を備えた十数万円台のハイエンドまで価格帯が広く、同じ予算で画面やスピーカーがiPadより良い機種も見つかります。 注意したいのは機種間の差が大きいことで、格安機の中には動画サービスをHD画質で再生できない機種 (後述のWidevine L1非対応) や、 発売後1〜2年でOS更新が止まる機種もあります。メーカーがOS更新・セキュリティ更新を何年保証しているかは、スペック表で必ず見ておきたい項目です。

Windowsタブレットが向く人は、ExcelやPC用の業務ソフト、マウスと外部モニターを使う作業をそのまま持ち出したい人です。 OSはノートPCと同じなので「タブレットでできないこと」はほぼありませんが、重量は700g〜1kg前後、キーボードは別売りが多く、 合計するとノートPCと同等以上の価格になります。寝ながら動画、片手で電子書籍、といったタブレットらしい使い方は、同価格のiPadやAndroidの方が快適です。

Fire系が向く人は、プライムビデオやKindleをよく使い、1〜2万円台で動画・読書・子ども用の端末を増やしたい人です。 Fire OSはAndroidがベースですが、標準ではGoogle Playが入っておらず、Amazonのアプリストアにあるアプリだけが使えます。 YouTubeやNetflixなど主要サービスのアプリはそろっていますが、Googleのサービスや銀行アプリなどは使えないものがあるので、 「このアプリが動くか」を購入前に確認してください。価格はセール時に3〜4割引になることが多く、買い時の差が最も大きい系統です。

STEP 2: 画面サイズを決める (8インチ・10〜11インチ・12インチ以上)

サイズは「どこで、どう持って使うか」で決めます。インチ数は画面の対角線の長さ (1インチ=2.54cm) なので、 8インチと10インチでは数字の差以上に面積が違います (面積比で約1.6倍)。重量も比例して増えるため、片手持ちの限界は350g前後、 両手やスタンド前提なら500g前後まで、と考えると選びやすいです。

サイズ重量の目安紙に例えると向く使い方注意点
7〜8インチ300〜350g前後漫画の単行本 (B6) とほぼ同じ電子書籍・動画・カーナビ・寝ながら視聴。片手で持てる画面分割や文書作業には小さい。8インチ帯はAndroid・Fire系が中心で、iPadは小型モデルが1種類だけ
10〜11インチ450〜500g前後A5ノート〜B5弱動画・学習・ペン入門・軽い仕事まで万能。迷ったらここ片手持ちは疲れる。選択肢が最も多く、価格競争も激しい
12インチ以上550〜700g前後A4雑誌に近いイラスト・2画面作業・ノートPC代わり10万円超が中心。カバンに入れて毎日持ち歩くには重い

8インチ前後は、画面の実寸が漫画の単行本 (B6判) にほぼ一致します。ベッドで片手に持って漫画を読む、 通勤電車で動画を見る、車のダッシュボードに置く、といった「スマホより大きく、でも軽く」の需要に合います。 一方で、ブラウザとメモを並べる分割画面や、キーボードをつけた文書作業には手狭です。 この帯はAndroid・Fire系の機種が豊富で、iPadは小型モデルが1種類だけなので、OSから選ぶ場合はSTEP 1に戻って確認してください。

10〜11インチは最も機種数が多く、価格競争も激しい「標準サイズ」です。雑誌の固定レイアウトや教科書の電子版は10インチ以上でないと文字が小さく、 学習や資料閲覧ではこのサイズが実用的な下限になります。ペンを使う入門、キーボードをつけた軽い仕事、動画の迫力、いずれも大きな不満が出にくく、 用途が決まっていない人や家族で共用する1台ならこのサイズを選んでおけば外しにくいです。

12インチ以上は、A4雑誌に近い表示面積で、イラスト制作や楽譜表示、2つのアプリを並べる作業に向きます。 ノートPCの代わりとして割り切るならこのクラスですが、本体だけで550〜700g前後、キーボードカバーをつけると1kgを超える機種も多く、 「気軽に持ち歩くタブレット」からは離れます。価格も10万円超が中心なので、用途がはっきりしている人向けです。

画面の縦横比 (アスペクト比)も使い心地に影響します。iPadは4:3に近い比率で、Webや電子書籍、ノートアプリで縦方向に余裕があります。 Androidの多くは16:10で、映画やドラマ (16:9) を横持ちで見たときの黒帯が小さく、動画向きです。読書と動画のどちらを優先するかでも選び分けられます。

STEP 3: 用途から必要なスペックを決める

スペック表で見るべき数字は、メモリ (RAM)、ストレージ (ROM・容量)、画面解像度、ペン対応の4つに絞って考えると分かりやすいです。メモリはアプリを同時に動かす余裕、ストレージは保存できる量、 解像度は文字や写真の精細さ、ペン対応はイラストや手書きノートの可否を決めます。用途別の目安を表にまとめました。

用途サイズメモリストレージ画面ペン価格帯の目安
動画視聴8〜11インチ (16:10が黒帯少なめ)3〜4GB以上32〜64GB。ダウンロード視聴なら128GBフルHD以上、Widevine L1対応、ステレオスピーカー不要1〜3万円台
電子書籍・漫画8インチ (単行本) / 10〜11インチ (雑誌・固定レイアウト)3〜4GB以上64GB以上 (漫画1冊50〜100MB前後)220ppi以上の高精細、4:3か16:10不要1〜4万円台
イラスト・手書きノート11〜13インチ6〜8GB以上128〜256GB高精細、sRGB/P3の広い色域、90〜120Hz筆圧対応の純正ペンが必須6万円〜十数万円台
学習・子ども8〜10インチ3〜4GB以上32〜64GB (microSD対応なら安心)フルHD前後。ブルーライト軽減モード低学年は不要。高学年以上は書き取り用に汎用ペンがあると便利1〜3万円台 + 耐衝撃ケース
仕事・PC代わり11〜13インチ8GB以上256GB以上高精細、外部モニター出力対応キーボード必須、ペンは任意8万円〜十数万円台
カーナビ・車内7〜8インチ (ダッシュボードに収まる)3GB以上32GB以上 (オフライン地図を保存するなら64GB)高輝度 (500nit前後) と反射防止不要1〜2万円台 + GPS内蔵かセルラーモデルを確認

動画視聴がメインなら、性能よりも「画面とスピーカーと動画サービス対応」を見ます。 解像度はフルHD (1920×1200前後) あれば十分で、それ以上は10インチでは差が分かりにくいです。 重要なのがWidevine L1への対応で、これはNetflix・プライムビデオなどが使う著作権保護の等級です。 L3の端末ではHD画質が許可されず、どんなに画面が良くてもSD画質で再生されます。格安Androidの一部がL3なので、仕様欄かレビューで確認してください。 スピーカーは横持ちで左右に分かれる配置 (ステレオ) か、4基搭載かを見ると、イヤホン無しでの満足度が変わります。

電子書籍・漫画は、サイズと精細さが読みやすさを決めます。漫画の単行本サイズで読むなら8インチ、雑誌や固定レイアウトの実用書なら10インチ以上。 精細さはppi (1インチあたりの画素数)で見ると比べやすく、220ppi以上なら小さな文字も印刷に近い見え方になります。 同じ「10インチ・フルHD」でも、1280×800のような低解像度の格安機は文字がにじむので、解像度の数字を必ず確認してください。 容量は漫画1冊が50〜100MB前後、雑誌は数百MBになることもあるので、まとめてダウンロードする人は64GB以上、できればmicroSD対応機が気楽です。

イラスト・手書きノートは、ペンの性能が機種で決まるため最も妥協しにくい用途です。 筆圧検知・傾き検知に対応した純正ペンが用意されている機種を選び、ペン本体の価格 (1〜2万円前後) も予算に入れます。 レイヤーを重ねる本格的なイラストアプリはメモリを消費するので6〜8GB以上、作品データや素材のために128〜256GBが目安です。 画面はsRGBやP3といった色域の広さ、90〜120Hzのリフレッシュレート (ペンの追従が滑らかになる) も見ておくと作業感が変わります。

学習・子ども用は、性能より「壊れにくさと管理機能」で選びます。本体はエントリー機で十分で、むしろ耐衝撃ケースと保護フィルムに予算を回す方が長持ちします。 ペアレンタルコントロール (利用時間・アプリ・購入の制限) は、iPadならスクリーンタイム、AndroidならGoogleファミリーリンク、Fire系ならAmazon Kidsが標準で用意されています。 学校や塾の学習アプリに対応OSの指定がある場合は、そちらを優先してください。小学校高学年以上で書き取りや計算ノートに使うなら、 筆圧対応でなくても汎用のタッチペンが使える機種だと便利です。

仕事・PC代わりは、キーボードを前提に11〜13インチ、メモリ8GB以上、ストレージ256GB以上が快適ラインです。 Web会議・資料作成・メールが中心ならiPadやハイエンドAndroidでも足りますが、Excelのマクロや業務専用ソフト、複数の外部モニターが必要ならWindows一択になります。 USB-C端子が映像出力 (DisplayPort Alt Mode) に対応しているか、キーボードカバーの重量を含めた総重量はいくらか、までを比べてください。

カーナビ・車内用途は、8インチ前後がダッシュボードに収まりやすく、日中の直射日光下でも見える高輝度 (500nit前後)の画面が重要です。 見落としがちなのが位置情報で、iPadのWi-Fi版にはGPSが内蔵されていません。Androidは多くのWi-Fi版でGPSを内蔵しますが、格安機では省かれていることもあるので 「GPS」「GNSS」の記載を確認してください。通信はスマホのテザリングで足りますが、常時使うならセルラー版か、オフライン地図を保存できるアプリを組み合わせると安定します。

STEP 4: Wi-FiモデルかセルラーモデルかとSIMの考え方

多くのタブレットには、無線LANでだけ通信できるWi-Fiモデルと、SIMカードを入れてスマホのように単体で通信できるセルラー (LTE/5G) モデルがあります。 同じ機種で比べると、セルラー版は1.5〜2万円前後高く、さらに月額のSIM料金がかかります。 自宅や職場のWi-Fiで使う時間が大半で、外では「たまに地図やメールを見る」程度なら、スマホのテザリングで足りる人が大半で、Wi-Fiモデルで十分です。

セルラー版を選ぶ価値があるのは、通勤・出張などで毎日のように外で使う、テザリングのたびにスマホを操作するのが面倒、スマホの電池を消費させたくない、 車載でGPSが必要 (iPadの場合)、といったケースです。SIMは物理的なnanoSIMのほかに、端末に書き込むeSIMに対応した機種が増えており、 格安SIMのデータ専用プラン (月数GBで数百円〜千円台) を入れると、通信費を抑えつつ常時接続にできます。 中古でセルラー版を買う場合は、前の所有者の料金未払いで通信が止められた端末 (いわゆる赤ロム) でないか、販売店の保証を確認してください。

Wi-Fiそのものの規格も見ておくと、動画のダウンロードやクラウド同期の速さに関わります。Wi-Fi 6 (802.11ax) 以上に対応していれば、 自宅のルーターが対応している場合に混雑時でも安定しやすく、Wi-Fi 5 (802.11ac) でも動画視聴には十分です。2.4GHzのみ対応の格安機は、 電子レンジやほかの機器との干渉で途切れやすいので、5GHz帯対応を最低条件にしてください。

STEP 5: 価格帯で考える (エントリー・ミドル・ハイエンド)

タブレットの価格はおおまかに3つの帯に分かれ、帯ごとに「何を妥協するか」が決まっています。 用途が決まっていれば、上の表で見た必要スペックが入っている最も安い帯を選ぶのが最もコスパが良い買い方です。

価格帯新品価格の目安向く人典型的なスペック妥協点・注意
エントリー1〜3万円台動画・読書・子ども用・2台目フルHD前後 / メモリ3〜4GB / 32〜64GBアプリ切り替えでもたつく。OS更新は短め。カメラは記録用程度
ミドル3〜7万円台学習・ペン入門・軽作業・1台を長く使いたい人2K前後 / メモリ4〜8GB / 64〜128GB標準iPadとミドルAndroidの激戦区。型落ちのハイエンドも同価格帯に下りてくる
ハイエンド8万円〜十数万円台本格イラスト・PC代わり・動画編集120Hz / OLEDやミニLED / メモリ8〜16GB / 256GB以上アクセサリ込みで総額20万円近くになることも。用途が明確でないと性能を使い切れない

エントリー (1〜3万円台) は、動画・読書・子ども用・2台目に向きます。Fire系と格安Androidがこの帯の主役で、 画面はフルHD前後、メモリ3〜4GB、ストレージ32〜64GBが典型です。アプリの切り替えでもたつく、OS更新が短い、カメラは記録用程度、 という妥協点はありますが、「見る・読む」用途ではハイエンドとの体感差は小さいです。Widevine L1、5GHz帯Wi-Fi、ステレオスピーカーの3点を押さえた機種なら長く使えます。

ミドル (3〜7万円台) は、学習・ペン入門・軽い仕事・1台を長く使いたい人の本命です。標準的なiPadとミドルクラスのAndroidが競合し、 前年のハイエンド機が型落ちで下りてくる帯でもあるので、最も選び方で差がつきます。同じ5万円なら「新品のミドル機」と「型落ちのハイエンド機」のどちらが良いか、 OS更新の残り期間とペン・キーボードの対応で比べてください。

ハイエンド (8万円〜十数万円台) は、本格的なイラスト制作、動画編集、ノートPCの完全な置き換えといった、性能を使い切る用途向けです。 120Hz表示、有機ELやミニLED、メモリ8〜16GB、256GB以上が標準で、純正キーボードとペンをそろえると総額20万円近くになることもあります。 用途がはっきりしていない状態で選ぶと、動画と読書だけに十数万円を使うことになるので、まず用途から逆算してください。

中古・整備済み品の注意点

予算を抑える手段として、メーカー公式の整備済み品 (リファービッシュ) と一般の中古があります。 整備済み品はメーカーが点検・部品交換したうえで新品同等の保証をつけて販売するもので、新品より1〜2割安い相場が目安です。 安心度が高い反面、在庫は不定期で欲しい構成が出るのを待つことになります。

一般の中古で確認したいのは、バッテリーの劣化 (最大容量の表示や交換履歴)、画面の焼き付き・傷・タッチ不良、前の所有者のアカウントロック (アクティベーションロック) の解除、 セルラー版の通信制限の有無、そしてOS更新の残り期間です。発売から5年を超えた機種は、本体が元気でもOS更新が終わってアプリが対応しなくなるリスクがあり、 安さにつられて買うと1〜2年で使えないアプリが増えることがあります。発売年を調べ、あと何年更新が続きそうかを確認してから選んでください。

アクセサリ込みで予算を組む

タブレットは本体だけで完結しないことが多く、アクセサリの合計が本体の2〜5割になることもあります。ケースはスタンド機能つきの手帳型が2〜5千円台、子ども用の耐衝撃ケースが2〜4千円台、保護フィルムはガラスタイプで1〜3千円台、 ペンで描く人にはペーパーライクフィルム (紙の書き心地に近づける) という選択もあります。キーボードは純正のカバー一体型が1〜4万円台と高く、Bluetoothの汎用キーボードなら3千円〜1万円台で済みます。ペンは筆圧対応の純正品が1〜2万円前後、メモや操作用途ならサードパーティ製が3〜6千円台です。 「本体5万円 + ペン1.5万円 + ケース・フィルム5千円」のように、最初から合計で考えておくと、本体だけで予算を使い切って不便な状態が避けられます。

買い時 (セール時期とモデルサイクル)

タブレットはセールでの値動きが大きいジャンルです。Amazonは7月のプライムデーと11月のブラックフライデーでFire系が3〜4割引になることが多く、 楽天市場は3・6・9・12月のスーパーセールとお買い物マラソンでポイント還元が積み上がり、Yahoo!ショッピングは5のつく日や大型キャンペーンで実質価格が下がります。 同じ機種でも3モールの最安値と還元率は日によって入れ替わるので、型番ページで横並び比較してから買うのが確実です。

モデルサイクルから見ると、iPadは1〜2年ごと、ハイエンドAndroidは年1回前後、Fire系は2年前後で世代が更新されるのが一般的で、 新モデル発表の前後1〜2か月は旧モデルが値下がりします。動画・読書用途なら旧モデルで性能に不足はないので、 「新モデル発表直後に型落ちを狙う」のが最もコスパの良いタイミングです。逆に、発売直後の新モデルは値引きがほぼ無いので、 最新機種が必要な理由がなければ数か月待つと数千円〜1万円前後の差になります。

STEP 6: スペック表の読み方チェックリスト

候補が2〜3機種に絞れたら、スペック表を次の順で見比べてください。数字の大小だけでなく、「自分の用途で必要か」を基準にすると、不要な性能にお金を払うのを避けられます。

  1. OSとアップデート保証 — OSのバージョンと、メーカーが明記するOS更新・セキュリティ更新の年数。記載が無い機種は短いと考える
  2. メモリ (RAM) — 動画・読書なら3〜4GB、学習・軽作業は4〜6GB、イラスト・仕事は8GB以上。「仮想メモリ」「拡張メモリ」の表記は実メモリと分けて見る
  3. ストレージとmicroSD — 32GBはOSとアプリで半分近く使う。64GB以上を基本に、microSD対応なら後から足せる
  4. 画面解像度・ppi・リフレッシュレート — 10インチならフルHD (1920×1200) 以上、読書重視なら220ppi以上。ペン利用は90〜120Hzだと滑らか
  5. 輝度 (nit) とパネル種類 — 屋外や車内なら500nit前後。有機ELは黒が締まり動画向き、液晶は価格と焼き付きのなさで有利
  6. Widevine L1 — 動画サービスをHD画質で見るなら必須。記載が無い格安機はL3の可能性が高い
  7. スピーカー数と配置 — 横持ちで左右に鳴るステレオか、4基搭載か。モノラルは動画視聴で物足りない
  8. ペン・キーボード対応 — 筆圧対応の純正ペンがあるか、キーボードは専用端子接続かBluetoothか。アクセサリの価格も合わせて確認
  9. 通信 — Wi-Fi 6以上か、5GHz帯対応か、Bluetoothのバージョン、セルラー対応とeSIMの有無、GPS内蔵の有無
  10. 端子と充電 — USB-Cか、映像出力に対応するか、急速充電のW数。付属品に充電器が含まれるかも確認
  11. バッテリー容量と重量 — 8インチで5,000mAh前後、10インチで7,000〜8,000mAh前後が標準。公称駆動時間より容量と重量のバランスで見る
  12. 生体認証 — 顔認証か指紋認証か。家族で共用するなら複数登録できるか、子ども用なら制限アカウントが作れるか

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よくある質問

Q. iPadとAndroidタブレットはどちらを選べばいいですか?
A. ペンでイラストやノートを書く、長く使いたい、スマホがiPhoneという人はiPadが無難です。アプリの質と数、筆圧ペンの精度、5〜7年前後続くOS更新、中古売却時の値崩れの小ささで優位に立ちます。一方で1〜3万円台で動画と電子書籍を楽しみたい、microSDで容量を増やしたい、分割画面やファイル操作の自由度を重視するならAndroidが有利です。価格差が大きいので、用途が「動画と読書だけ」ならAndroidやFire系、ペンや長期利用まで考えるならiPadという分け方が実用的です。
Q. 8インチと10インチはどちらがいいですか?
A. 片手で持って寝ながら動画や漫画を読むなら8インチ、机やソファで両手持ち・スタンド利用が中心なら10〜11インチが向いています。8インチ (300〜350g前後) は漫画の単行本とほぼ同じ大きさで、文庫本感覚で持てます。10〜11インチ (450〜500g前後) は雑誌の固定レイアウトや学習動画、分割画面での作業に余裕があり、機種の選択肢も最多です。迷ったら10〜11インチを選ぶ人が多く、8インチは「2台目」や「読書専用」として選ばれる傾向があります。
Q. 子ども用のタブレットはどう選べばいいですか?
A. 最初の1台は1〜3万円台のエントリー機に耐衝撃ケースを組み合わせるのが定番です。落下・水濡れで壊れる前提で、Fire系のキッズ向けモデルのような破損保証つきか、安価に買い替えられる機種を選びます。設定面ではiPadのスクリーンタイム、AndroidのGoogleファミリーリンク、Fire系のAmazon Kidsのように、利用時間とアプリの制限ができるペアレンタルコントロールの有無を必ず確認してください。学習アプリや学校の課題で指定がある場合は、その対応OSに合わせるのが先です。
Q. 動画視聴だけなら安いタブレットで十分ですか?
A. 動画中心なら1〜3万円台のエントリー機で十分なことが多いですが、確認したいのが「Widevine L1」対応です。Netflix・プライムビデオなどの動画サービスは、著作権保護の等級がL3の端末ではHD画質で再生できず、フルHDの画面を積んでいてもSD画質に落ちます。格安Androidの一部はL3なので、仕様欄かレビューでL1と明記されている機種を選んでください。あわせてステレオスピーカー (横持ちで左右に鳴る配置) と、16:10のアスペクト比だと映画の黒帯が少なく見やすいです。
Q. Wi-Fiモデルとセルラーモデルの違いは何ですか?
A. Wi-Fiモデルは無線LANのある場所でだけ通信できる機種、セルラー (LTE/5G) モデルはSIMを入れてスマホのように単体で通信できる機種です。価格は同じ機種でセルラー版が1.5〜2万円前後高く、別途SIMの月額もかかります。外出先での利用がたまにならスマホのテザリングで足りることが多く、Wi-Fiモデルで十分という人が大半です。ただしiPadはWi-Fi版にGPSが内蔵されておらず、カーナビとして使う場合はセルラー版か、GPS内蔵のAndroidを選ぶ必要があります。
Q. 中古や整備済み品のタブレットは買っても大丈夫ですか?
A. メーカー公式の整備済み品 (リファービッシュ) は新品同等の保証がつくことが多く、新品より1〜2割安い相場で安心度が高い選択肢です。一般の中古で見るべきは、バッテリーの劣化具合 (最大容量の表示があるか)、画面の焼き付きや傷、前の所有者のアカウントロック (アクティベーションロック) が解除されているか、セルラー版なら通信制限 (いわゆる赤ロム) になっていないか、そしてOS更新の残り期間です。発売から5年以上たった機種はOS更新が終わりアプリが対応しなくなるリスクがあるので、安くても避けるのが無難です。