ウォーターオーブン ヘルシオなどシャープの電子レンジ価格比較&レビュー
※価格情報:2020年7月
■単機能レンジ RE-T171
シャープの電子レンジは実に合理的です。
オーブン・電子レンジのラインナップで最も価格が安いグレードは、すでにオーブン要素が外されています。
よく使う 電子レンジに集中 する代わりに、他社品と比べて 価格をグッと安く 抑えています。
RE-T171の実売価格は、18,000円程度。
他社のオーブン付きが30,000円以上するので、RE-T171は格段に安いので、弁当などを温めるだけでいいと考えている 一人暮らしの学生にも人気 があるモデルです。
価格は安いけれど、 操作もシンプルで難しくない ようになっています。
親しみのある ダイヤル式 で加熱時間を決めます。
ダイヤルにはバックライトが準備されていて、タイマーが光るので暗いキッチンでもわざわざ電気を点けなくてもダイヤルが見やすいです。
コンビニ弁当を温めるとき、丸テーブルで回転する物の場合、お弁当の角が庫内に当たりますよね。
RE-T171は、 テーブルレス なので、庫内は四角です。
お弁当を入れても回りませんので、角にあたることがありません。
まさに一人暮らしの学生には超おすすめの電子レンジと言えそうです。
電子レンジで意外と知られていないのが、「周波数」です。
関東を中心とした50Hzと関西を中心とした60Hzと同じ100Vでも日本には2種類の電気があります。
安い機種だと「50Hz専用」とか「60Hz専用」とか決まっています。
RE-T171は価格的に安いけれど、 50Hz/60Hzどちらでも使えます 。
さすがシャープですね。
価格が安い上に使いやすいので、電子レンジの機能だけでいいという方にはRE-T171をおすすめします。
■過熱水蒸気オーブンレンジ RE-WF231
RE-WF231は 過熱水蒸気オーブンレンジ タイプで、実売価格は42,000円。
RE-T171との価格差は、24,000円とかなり違います。
他社品では過熱水蒸気を使わないタイプもラインナップさせるのですが、シャープの場合付けるときは全部付いています。
フラットな庫内 で出し入れが簡単な上に、広いのでピザなどの大きなものも入れられます。
お茶碗などの小さな器なら横に2列や3列並べられます。
過熱水蒸気(スチームカップ式)とヒーター加熱で油をほとんど使わない最近人気の ノンフライ調理 ができます。
から揚げなどを作るときに油で揚げないのだから、 大幅にカロリーカット できるというわけです。
過熱水蒸気の他に絶対湿度センサーが付いているので、 冷凍食品などを丁度良く加熱できる といいます。
また、下ごしらえした食材を入れると自動で適温調理してくれます。
シンプルなデザインもそうなのですが、機能はしっかりしているけれど、無駄なものはない。
公式HPを見ても派手さはありませんが、 合理的な製品 に仕上がっていると言えます。
他社品と比較して劣るところはありませんが、価格は安い方だと思うのでおすすめの電子レンジですね。
■ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XA10
シャープの人気ブランド「 ヘルシオ 」の名を冠した商品です。
実売価格は148,000円前後。
操作パネルは右側にあるのですが、ドア自体についているので、庫内の広さは広いままです。
他社の電子レンジでは右側に操作パネルがあるとドアが狭くなっていて、大きなピザなどを入れられなくなってしまっている製品もあります。
シャープはその点 庫内を広く使えます 。
XA10では、 焼く、煮る、蒸す、炒める、ゆでる、揚げる と 6つの調理方法 ができます。
高精度のセンサーが内蔵されていることから食材の状態を細かく知ることができ、「 まかせて調理 」という今人気の「ほったらかし家電」として使うことができるのです。
ハンバーグを作るときも、冷凍したハンバーグのタネ、冷蔵していたハンバーグのタネ、明日のお弁当用の小さいハンバーグ、カットした野菜(常温)、など大きさも温度もバラバラな食材を一度に入れて調理しても、 すべてちょうどいい具合に完成 させることができるのです。
特に普通の大きさのハンバーグ(冷凍)と、お弁当用の小さいハンバーグ(常温)は大きさも温度も全く違います。
人間がフライパンで焼くとしても過熱開始のタイミングを変えたり工夫が必要なのですが、XA10ではすべて一度に入れて、後 はほったらかしでちょうどよく完成 させてくれるので、 お子様が多い大家族の家庭や忙しい共働きの家庭にもおすすめ の高級電子レンジです。
■ウォーターオーブン ヘルシオ AX-X10
こちらも人気ブランド「 ヘルシオ 」の名を冠したオーブンレンジです。
実売価格は、150,000円前後。
X10とXA10は価格的にはほとんど同じなので迷ってしまいますよね。
その違いについても掘り下げたいと思います。
X10でもXA10同様に、 焼く、煮る、蒸す、炒める、ゆでる、揚げると6つの調理方法 ができます。
X10とXA10ではサイズや能力を比較しても全く違いがありません。
メーカー公式のHPの仕様表で比較して初めてその違いは分かります。
AX-XA10では掲載メニューが43、自動メニューが62付いています。
ダウンロードすることで、メニューが221、自動メニューが245にアップグレードします。
AX-X10では、掲載メニュー338、自動メニューが382となっています。
数も多いし、 最初から最高値 になっているので、ダウンロードの必要がありません。
自動メニューの価値に重きを置く場合は、X10がおすすめということになります。
機械的な能力はほとんど変わらないので、価格差が2,000円程度ならば自動メニューが豊富なX10を選んだ方がお得というわけです。
ただし、カラーリングはX10では白/黒で、XA10は赤/黒のそれぞれ2タイプあります。
白にしたい場合はX10、赤にしたい場合はXA10となってしまいます。
黒がいいという方は、価格が少しでも安い方を選ぶか、メニューが最初から多い方を選ぶかという選択になりそうです。
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